神社から取られた名前
神戸の三宮は、神社に由来するとされます。中心駅の近隣に位置する三宮神社から、その名が取られ、駅名も三宮ですが、表記名にはノが入っています。神戸の中心的な繁華街であり、観光客も含めた大勢の人で、にぎわっています。元々日本では、神社の周囲などに、人のにぎわいができ、今日の縁日なども、そのなごりと言えるでしょう。三宮神社も、そのうちの一つであり、神戸の中の八つある神社の三つ目であることが、その名前からでも、伺い知れるでしょう。
歴史も古く、日本が律令制国家の時に、すでに建設されていたようで、その頃から地域の人々に親しまれていたようです。関西圏の文化は、日本の有史を形作り、長い伝統の中に生きていると言えます。神戸の三宮も、その延長にあると見なせるでしょう。また、三宮には、外国人が住んでいた旧居留地と隣り合わせになっています。かつて、日本は、不平等条約に苦しめられましたが、その時の歴史遺物のようになっています。さらに、三宮は、人工島であるポートアイランドへの接続口とのなっています。港町神戸ならではと言えるでしょう。以上のほか、三宮には、神戸市役所が立地されています。住所表記では、加納町となっていますが、三宮駅から数百メートルの場所に位置し、繁華街だけではなく、神戸市の行政の中心地ともなっています。
歴史的には、太平洋戦争終了後、繁華街のみでなく、行政の中心地を建設する計画も持ち上がり、紆余曲折がありながらも、現在の形となりました。商業施設が立ち並び、各種ショッピングセンターなどもあります。しかし、企業の多くは、人工島であるポートアイランドを拠点を置いているとのことで、三宮は繁華街でありながらも、純粋な商業中心地とは言えないかもしれません。そうは言っても、上記で見て来たように、律令時代から続く伝統と近代的な商業施設が立ち並び、なおかつ、市役所という行政の顔も近くにあります。やはり、神戸市の中心地を形成していると見なせることができるでしょう。