商店街が代表的
元町という地名は、全国各地にあり、場所によって、その読み方が異なっています。たとえば、さいたま市にも、元町がありますが、こちらは「もとちょう」です。しかし、神戸の元町は、「もとまち」です。日本語は、基本的に音読みと訓読みの二つの種類となっていますが、読み方も種々雑多になり、おそらく地域との関係が密接なものなのでしょう。
とにかく、神戸の元町は、もとまち、読みますが、東京の銀座や大阪の心斎橋とともに、全国的に高級店の立ち並ぶ商店街として、有名です。元町駅の周囲には、商業施設や観光施設もあり、三宮とともに、神戸の中心地を形成しています。歴史的には、江戸時代に既に、港町として栄え、明治維新以後、さらに整備が進み、商店街として、なお一層、発展しました。しかも、外国人居留地が近くにあり、西洋のものが入り易くなっていました。昭和初期にモボやモガなどの言葉が流行りましたが、いわゆるハイカラな街として、広く知られるようになりました。銀座や心斎橋などと並び称されていたのは、昭和初期の段階で出来上がっていたと言えるでしょう。また、JRの高架下にも、商店街が立ち並び、太平洋戦争度の闇市の雰囲気を今に留めています。中古家電店などと共に、若い世代に向けた店もあり、今昔入り乱れた独特の様相を呈しています。さらに、神戸には、横浜の中華街に相当する南京町があり、本場の味を堪能できます。
これらの他、元町商店街の中心に、走水神社があり、はしうど、と独特の読み方がなされます。元町にあった旧村の氏神とのことで、1世紀以上の歴史があります。商業地の神社、ということからでしょうか?商売繁盛にご利益があるとされています。もちろん、その他には、五穀豊穣、健康長寿、さらに、学問のカミサマも祭っているとのことです。なお、元町には、商業施設のみでなく、官公庁も進出しています。三宮と同様、今昔の同居した神戸を代表する街並みとなっています。